知覧特攻平和会館
一度行かなければいけないと思っていた知覧特攻平和会館へ。
会館に来る途中にいくつも灯籠があるのでよく見てみると特攻隊員の方が描かれていました。
ネットでも隊員の方々の手紙を読んだことがありましたが、いざ現地に行ってみると涙なしには見学出来ません。
まだ10代、20代の方々が国や家族を守るために片道切符で沖縄へ向かう。
出撃前の写真はみなさん笑顔や明るい表情をしていましたが、夜は枕を濡らして泣いたという話もありました。
確実に明日死が来るとわかって時間を過ごすのは本当に辛かったでしょう。
まだまだやりたいこともあったし、行きたかったと思う。
隊員が家族宛に書いた手紙も本当に達筆で両親に対する感謝や気遣いの言葉、兄弟への言葉など本当に何度も涙が出ましたね。
隊員方がおられたから今の日本や自分があるのだと思いました。
手紙は家族へのものが中心でしたが、一つ毛色の違うものがありました。
富屋食堂という隊員行きつけの食堂にあった手紙。
まさに我々に向けられた手紙でした。
いつか日本人が堂々と肩で風を切って歩けるような立派な国にしてほしいという手紙でした。
その方は勉強もかなりされていたようで日本をイギリスのような国にしたかったと。
ただ自分は志半ばで居なくなってしまう。
後はあなた方に任せるといったことが書かれていた。
あとは韓国から来られていた方の話も。
日本国内には身寄りがいないので、食堂のおばさんに出撃の報告に行って何か歌ってくださいと言われると、故郷のアリランを歌われたそうだ。
見学を終えた後も悲しい気持ちは残るが、他の英霊が祀られている場所にも行ってみようと思った。