極真空手に復帰
高1の冬にアメフト部を辞めた。
その後、極真空手をまた再開することにした。
アメフト部にいたおかげで体重も10キロ近く増え、中学の時と違い成人とスパーリングしても全然力負けしない。
やはりフルコン空手では体重や体格がモノを言う。
さすがに緑帯以上の中級者には力だけでは勝てなかったが…。
入って最初の審査で白帯から青帯、次は青帯から黄帯、黄帯の次は茶帯と再入門して2年足らずで茶帯まで行けた。
体も大きく若かった私に師範も期待してくれていたのだろう、順調に進級させてもらえた。
大学に入学し、授業の後やバイト後に通常の稽古に加えて少年部の指導もさせてもらったり良い経験をさせてもらったと思う。
そんなある日黒帯の先輩と組手をしてボコボコにされた。
多少強くなったのかなと自信もあったのだが、完全に自信喪失。
申し込んでいた試合も自信喪失し試合に対してもやる気がなくなってしまいキャンセル。
結局空手も中途半端な状態で辞めることになった。
最後辞めに行く際に師範からお前は甘いんだよ、と言われたことはしっかり覚えてる。
他の先輩にはこのままやめたらお前は負け犬やぞとも言われた。
辞める前に考え直せと焼肉に連れて行ってくれてその後怪しい自己啓発セミナーに勧誘してきた先輩、外人のキャバクラに連れて行ってくれた先輩、何度も電話してきてくれた先輩など色んな方に世話になった。
本当いい先輩が多かったが、皆んな師範と合わなかったのか内弟子や職員の方々は皆んなやめてしまった。
僕も空手を続けていたら師範の裏の顔も見えていたのかもしれない。
まぁそんなふうに色々言われたが、今は楽しく生活させてもらってるし気にしなくていいのではないかと思っている。
そんな厳しい世界で実績を上げた元空手家が傷害事件を起こしたことは残念でならない。